ランログ

ランニングのためのログと日記。

「持たざる者」(金原ひとみ著)読んだよ

ランニング

・距離:10km

・時間:54分22秒

・体重:55.2kg

いつものように砧公園。一周目は大事をとってジョグペースの1km6分程度。その後一気にペースを上げて、1km4分半まで上げた。跳ねるように走る。ストライド走法。ひざに違和感があったがそのまま走り抜けた。

 

日記

例によって予定通りに進まない休日。予定の半分も消化せぬまま夕闇。自己嫌悪に陥るのを避けるために走る。

レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」を読んだ。

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これまで何度も読み返してる。他にすべきことなんて山ほどあった。なぜしない? まあいいや。気になった箇所に線を引いて読んだ。

「失礼だけどあんたあんまりりこうじゃないね」

「ぼくもそう思ってるよ」 

これは主人公の私立探偵フィリップ・マーロウが事件の真相を新聞社にたれこんだときの会話。たれこむことで、マーロウは警察、地方検事、ギャング、権力者、全てのものから恨まれることになる。命を狙われる可能性もある。それでも、そうせざるを得なかった。なぜなのか。「りこうじゃない」から。それにロマンチストだから。そんなところが素敵じゃないですか。憧れます。かっこいい。

あらためて、下線を引いた箇所を読んでみたが、大したところに引いてないな。読んでる最中は心がときめいて仕方がなかったのだが、そういうもんか。そういうもんだろう。

それと、金原ひとみの「持たざる者」を読んだ、否、進行形で読んでいる。読んでいる経緯にはいろいろある。今日は寝ずに一気にこれを読んでしまう予定。明日貸す予定だから。性描写がこなれてていいなと思った。幻想の入り込まないリアルなセックス描写。もっと性描写満載で書いてもよいかも。

あと、金原さんの人生に対する態度みたいなのが透けて見えた。この小説は四人の視点から描かれる。それぞれの主人公たちは問題を抱えてる。原発。子供の死。子育てとか。彼女自身が実際に向き合ってきた問題なんだろうなと思った。同世代なせいか、どの問題も葛藤も、その結果起きてしまった不幸もなんとなく身にしみた。最後まで読んだら、もうちょっとまとめてみる。読んでいて苦じゃないのは、同世代だからなのかもと思った。他の世代にはつらいかもしれない。

サウンドクラウドで、aviciiの「Wake Me Up」をライク登録して、繰り返し聴いている。wikipediaで彼の経歴を調べたらなかなか面白い。写真は生意気そうなガキなのに。aviciiとはサンスクリット語で「無限地獄」の意味。こういうセンスが良いと思う。楽曲の良さは言うまでもない。

soundcloud.com

これから、ファミレスに行って朝まで仕事&読書。最近、体力がついていたから徹夜も余裕。明日はハードな一日なのでがんばろう。 

 

追記

金原ひとみさんの読み終えた。面白い。今年読んだ小説の中で一番面白かったかも。言い過ぎか。

ともかく、女って大変だなって思った。というと無責任かつ何様という感じだ。ちがう、そういうわけじゃない。

時代の価値観が変わる過渡期なんだと思う。女性にとって。

幸せの形が単純じゃなくなってしまって、結婚してもゴールじゃないし、キャリア形成してもハッピーじゃないし、そんなふうに人生迷子をしていたら、親は介護が必要になるしで、どん詰まり。

しからば、刹那的に幸せを求めて動くのが、まあ、良いのかな。小説内におけるエリナみたいな在り方が。

どん詰まっていても、ユーモラスなのが好感もてました。金原ひとみさんってユーモアのセンスもあるのですな。はじめて読んだのですが、この人センスあるわと思いました。

最後のあかりさんパートは夢落ちのほうが本筋なのでは?と思いました。じつは、義兄夫婦の引っ越しのほうが夢で、娘が死んでいるほうが現実なのではと。だとしたら、ちょう怖い。でも、最後へんなんだよね。展開唐突。上記展開のほうが自然。きっとそういうことなんだろうと思う。