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ランログ

ランニングのためのログと日記。

同窓会、「じつは好きだった」と告白するベタ展開エトセトラ

ランニング 日記

ランニング

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飲みのため走らず。
 

日記

高校の同窓会に行った。何年ぶりか。こういう計算が苦手だ(◯◯年卒とか覚えるのも)。18歳のときに卒業したので15年ぶりか。場所は銀座のクラブ。チャラい。皇居ランをするときにその横を通って、ダサいなと思っていたクラブ。
 
一緒に行く約束をしていた音楽教師は遅刻。待っていたら先に入っていて、すでに人だかりの中で話し込んでいる。おいおいわしゃ誰と話したらいいのか。
不安になっていたら、いろんな人から話しかけられた。高校時代は大して話したこともないのに、皆やさしい。
 
印象的だった人を羅列していく。
 

■ 気になった人とか

イケメンボーカルのT。何も変わっていなかった。顔こそきれいだが、モテなそうだなと思った。それも変わっていない。同窓会の催し物として行なわれたバンド演奏では、ミスチルのユースフルなんとかを歌っていた。泣かせる曲だと思った。
 
丸々と太ったS木。高校時代隠れて「ナル」とあだ名をつけていた。ナルシストだから。友達がいないと言っていた。友達を探しに来たらしい。会話の節々に劣等感をかくすようなニュアンスがあった。
 
優等生のY。うちから唯一東大に行った秀才。宇宙工学の研究者。いま私の母校の大学で助手をしているらしい。もっと話せばよかった。
 
O君とS藤君。クラスでは目立たなかった人たち。もっと言えば、キモいと言われていた。O君はおしゃれになっていた。もしかしたら、彼女くらいはいるかもしれない。対してS藤君は童貞のままかもなと思った。S藤君とはアイコンタクトをするばかりで、一言も話さなかった。
 
S永。親友だった。少なくとも私は一方的に慕っていた。高校時代にいろいろあって辛い境遇にあった私をいつも気づかってくれた。
適当で軽薄、お調子者な一方、人の弱さや心の機微に敏感なやつだった。会ったのは十年ぶりくらい。相変わらずだった。相変わらず一緒に話すと楽しくて、頭のいい人だなと思った。それでいてやっぱり繊細なところもある。懐かしい。
もう結婚してるらしい。彼はがんの研究者で奥さんも同業。彼とは三次会まで一緒だった。名刺をもらえたので、ちょっと長文のメールでも送ってやろうと思ってる。
 
K。学年一のイケメン。TOKIO長瀬智也に似てる。なのに、へんな性格。変わってる。イケメンも度がすぎると、性格が歪んでしまうのかもしれない。最近結婚したが、その直前まで陰鬱に沈み込む時期が長くあったように思う。
彼の子供が来ていた。奥さんは同じクラスの子で子供は女の子。Kに似て美形になると思った。私が手を出すと握ろうと手を伸ばしてくれた。シャイなので普段はそういうことをしないらしい。
私が「この子は人を見るセンスがある」と言うと、Kは私のことを天才だから娘が反応するのだというようなことを言って褒めてくれた。昔からKは、私の評価が高くてうれしい。イケメンなのに本当にへんな人だ。
 
Dちゃん。世界を転々とする商社マン。高校時代に交流はなく、かといっていまもない。数度会ったことがあり、そのたびごとに、彼の酒乱の現場に立ち会っているだけ。
今回も彼は泥酔していた。ここに来る前、一人で飲んできたらしく、そうそうトイレにこもり、胃が裏返るような呻き声をあげていた。私は、トイレから出てくるたびに声をかけた。彼は笑顔で大丈夫だと返したが、終始そんな感じで二次会もほとんどトイレで過ごしたんじゃなかろうか。いったい何しに来たのだろう。やっと三次会のカラオケで元気になっていたが、それはそれで厄介で、飛んだり跳ねたり激しく腰を振ったりして、疲れた面々のなかで、やや浮いていた。
帰り、彼に声をかけた。「彼女いないの?」。彼は「15年間いない」と言った。それから「Oさんと別れてから」と付けたした。Oさんは、高校時代に彼が付き合っていた同級生の女の子で今日も来ていた。引きづるにしては長すぎる。そもそも、彼はそういうタイプではないと思っていたが。彼の浅からぬ闇が垣間見えた気がした。
 

■ 一次会その後

クラブでの一次会は、映像あり、バンド演奏あり、ダンスあり、当時の思い出を喚起させてくれる仕掛けあり、とても楽しかった。
音楽教師なんか根が単純だから、映像を見ながら目に涙をためていた。年をとって涙もろくなるとかダサいなと思ったが、わからなくはなかった。いまは会えなくなった当時仲良かった人の姿など胸に来るものがあった。
ともかく主催者は本当にえらいと思った。皆やたら感謝の言葉をかけていたので、私はあえて言わなかったが、心から感謝している。会費をちょろまかすなどして、もしくは幹事連中のどなたか美人とねんごろになるなどして、隠れて彼の労苦が報われていればよいのだが。
 
一次会から二次会へ行く間、妊婦のTさんに声をかけた。彼女は私にとって特別な存在だったから。
酔っていたし、そもそも妊婦に対する気づかいを知らないので、迷惑をかけたように思う。一緒にいた音楽教師はさらに気づかいのない天然野郎なので、やたら次の店に行こうと誘い、もっと迷惑をかけていた。
ともかく何か話さなきゃいけないという強迫観念めいたものを感じていて、実際に話したことで救われた。別にとりとめのないことだったけれど。
 
彼女がなぜ特別な存在なのか。あとになって考えてみた。高1のとき、彼女が私に好意らしきもの示してくれたから、か。そのとき以来、魔法にかけられたみたいにずっと気になり続けていた。そしていまもなお、心のなかに存在してる。こういうとくだらないが、あのとき、あの瞬間には、人生が一変するような衝撃だったし、多くの恋愛を経たいまとなっても、その魔法は解けてくれない。
 

■ 二次会以降のこと

二次会は大衆居酒屋だった。ここでは先述のS永と同席した。
どういう話の流れからか覚えてないのだが、私が当時クラスメイトのMさんが好きだったという話になった。それをS永が拡声器のように大声で話し、さらにそのことを聞いた誰かが、Mさんを私の席に呼びよせた。
Mさんは、大変きれいな方なので、好きにならないわけがない。話すことができて、ただただうれしかった。ただし、そういう素敵な方であれば、男がほっとくはずもなく、すでに既婚。子供もいる。そんな美女を相手に、はじめのうちは緊張して話していたが、酔って心が大きくなっていた私は、やや口説きが入っていたように思う。ただし、このあたりから、記憶は混濁しており、よくわからない。
 
三次会はカラオケ。嵐を歌わされたのは覚えているが、その後はよくわからない。
気づけば人が減っており、やたら私に水を飲ませたり心配ばかりしてくれる親戚のおばさんのような女の子がいて、その横では、普段はおとなしいはずなのに、酔いの勢いかそれとも三十路ゆえにふっきれたのか、カラオケで歌いまくる女の子がいた。
終電ひとつ前で帰った。帰りながら、こういう不毛な飲み方はよくないなと反省した。せめて二次会で帰るべきだし、なにより飲み過ぎだなと思った。
昨日、社長をしてる先輩と飲んだのもあって、気分的に時間をむだにしたような気がする。
最後に気づいたことがある。メモがてら書いておく。
 
  • 同窓会には、何らかの事情で劣等感を抱えている人はなかなか来れない。禿げた。太った。雇用が不安定だ。離婚した。介護してる。など。
  • だからこそ今回みたいに、クラブみたいな派手なところで開催すると、まぶしすぎて来れなくなる人は露骨に出てくるなあと思った。成功者みたいじゃん。実際に主催者は成功者だろうけど。
  • 高校時代に交際していたカップルに格差があった場合、格下のほうがこういう場に来なくなるらしい。これは統計をとったわけではなくて、あくまで印象論。