ランログ

ランニングのためのログと日記。

トラブルに巻き込まれた

気づけば、それなりに歳を取っていて、ある程度世の中の仕組みみたいなものが見えるようになった。

最低限の常識はあるし、社会生活を送るうえで知っておくべき法律もなんとなくわかる。たとえば、保険は若いうちに入ったほうがお得だし、収入を低く申告するためのサラリーマンの節税テクニックも知ってる。
女性は結婚してからと子供を産んでからの二度豹変することもわかってるし、看護師とか保母さんとか尽くす系の職業の女性は尽くされたがってることを知ってる。そして、彼女たちは世間の評判ほどエロいわけではないことも知ってる。
あと、都会のキャバ嬢がけっこうな比率で、ネットワークビジネスの餌食になってることも最近知った。

自分は不器用だと思っていたけれど、不器用なりに知識をたくわえて、なんとか社会の荒波を乗りこなせるようになってたらしい。
仕事でプレッシャーをかけられ、理不尽に振り回され、自分より頭の回転が早い人しかいない厳しい環境で必死に生き残ろうと足掻いていたからかもしれない。
なんとなくそう感じたのは、最近ちょっとしたトラブルに巻き込まれ、そこでクレバーに振る舞えたから。それも自然と。昔だったら人の良さに付け込まれ、ただ慌てることしかできなかったと思う。

そのトラブルは、私が強気で押し通そうとしてしまったがゆえに、結果として先方を怖気づかせ破談となったのだけれど、もともと発注元が横暴かつわがままなくせに金は渋り、そのくせ別のところで無駄金を垂れ流すという地雷案件だったので、これが最良だったようにも思う。
ともかく、この一件を通して、すごく頼られるという経験をした。関係者が怯え、振り回されているなか、タフかつ冷静にギャランティ交渉、スケジュール調整といった面倒事を引き受けたから。人からここまで頼られるというのが久し振りで、ちょっと気持ちが良かった。
もしかしたら、こういうのが好きなのかもな、とも思った。こんがらがった糸を一本一本ほぐしていくような。もしくは爆発物を処理するような、そんな仕事が。

いや、めんどくさいな、やっぱり。金になればなんでもいいや。